ザツジルシ

あることないこと書きます。

映画『サマータイムマシンブルース』オススメするのにちょうどいい映画

皆さん「おすすめの映画教えて」って言われたら何教えます?



この質問って結構難しいですよね。その人の趣味嗜好にも依りますし、感動したいのか、ハラハラしたいのか、笑いたいのか、といったその時の気分によっても変わってきます。



ただ僕はだいたいこれって決まってます。それが今回の『サマータイムマシンブルース』っす。
この映画、ちょうどいいんですよね。重すぎもしないし、軽すぎもしない。何より面白い。



あと結構重要なのが、そんなに有名じゃない。
これ大事じゃないですか?オススメの映画教えてって言って、「君の名は!」って答えられたら、なんかガッカリしません?それは知ってる映画オススメされたガッカリじゃなくて、その人に対してガッカリしません?
平均的やなあ~
浅い人生生きてるんだろうなあ~
スマホTikTokとかインストールされてるんだろうなあ~
って思いません?



僕女の人に好きなテレビ番組何?って聞いて、「イッテQ!」って言われたらなんかテンション下がりますもん。今女の人って全員イッテQ観てません?しかもあれイッテQって言ってるくせに全然クイズ出さんし。まあそれは置いといて。
そこはやっぱ「タモリ倶楽部!」とか答えてほしいですよね。お、この子は一味違うな!って思いますもん。空耳アワーの話に花、咲かせたいですもん。



好きなテレビ番組はタモリ倶楽部、オススメの映画はサマータイムマシンブルース!これで決まり!
この映画はホントちょうどいい!ちょうどいいんですよ。本当にちょうどいい。濡れ場もないし。
実際何人かにオススメしましたけど、面白くなかったって言った人は今のところいないですね。



簡単なストーリーを紹介すると、大学の名ばかりSF研究会の部室に、ある日突然タイムマシンが現れる。そのタイムマシンを使って、昨日壊してしまったクーラーのリモコンを取ってこようとするが、それをやってしまうとタイムパラドックスが起こり世界が消えてしまうことを知り元に戻そうとするが、、、
みたいな感じです。



これを見たら分かるように、ライトですよ~。軽~く観られます。別にメチャクチャ感動するわけでもないし、むちゃくちゃ笑えるわけでもないです。
すいません、ちょっと誉めすぎたんで帳尻合わせてます。そんなむーちゃくちゃいい映画ってわけでもないです。



でもそれがまたいい。
いい映画でもなんか観るのしんどい映画ってあるじゃないですか。これはそれがまったくない。実際僕も5,6回観てるんじゃないでしょうか。しかもこれって一度観たらもう一回観たくなるんですよ。



ていうのも、この映画伏線が無茶苦茶張り巡らされてるんですよね。やっぱタイムトラベルモノなのもあって。だから一回目に観る時はリモコン取りに行くだけで、なんでこんなこんがらがるんだ?って考えながら観れるし、二回目以降は「ああ、なるほどね。これがあの勘違いに繋がるのか」っておさらいしながら観れるわけです。



いやあ、でもこんな映画出たいわあ。そして作りたいわあ。これは気持ちいいだろうなあ。多分そんなお金かかってないだろうし。カッコいいですよね、アイデアだけでこんだけ面白い映画作れるって。いやまあそんなに面白くはないけど。



あと、こんな仲間欲しいなあ~って思いますね。何をするわけでもなく、ただ一緒にいて楽しいっていうね。そこをクサい感じにせず描いてる所もまたいい!



地味に、タイトルの出方も好きです。そこにも注目して観てみてください。