ザツジルシ

あることないこと書きます。

映画『カメラを止めるな!』褒めすぎじゃない?

いや、むちゃくちゃ話題になってますね。
映画「カメラを止めるな!



僕1ヶ月前ぐらいに、平日の朝10時上映開始の回に行こうと思って結構電車乗り継いで、映画館に行ったんですよ。
んで、やっと着いたーと思ってエレベーターに乗ったら、そのドアが閉まる直前に店員さんがドア止めて、
「あ、カメラを止めるな!ですが、今からチケット買われる方、ただいま満席となりました。」って言われましたからね。
僕、静かにエレベーター降りましたからね。



平日の朝10時ですよ?なーーにーーがーー満席になることがあります?
カメラを止めるな!を観に行ったら、席に座るな!って言われてしまいましたわ。違うか!!!違うのか!!!



てことで、なかなか観に行けなかったんですけど、こないだようやく観に行けました。カメラを止めるな!



面白かった。まったく退屈せずに観られた。笑えるし、すこしホロッともする。いい映画でした。



ただ、みんなちょっと誉めすぎじゃない???ってのが正直思うところ。



いや、面白い。面白いのだけど、なんか「映画史に残る名作」みたいなこと言ってる人いるじゃないですか?いや、そうっれんっはんっないっ。たしかに変わった作風だけど。



なにが言いたいかと言うと、日本人って弱小チームが勝つのが好きなんですよね。
この映画って、新人監督が、資金300万円で、無名の役者だけで、初めは二ヶ所だけの上映から始まって、みたいな日本人の胸キュンポイントびしびし突いてるんですよね。



そんな映画が予想以上に面白かったら、たしかに他の人にも教えたい。なんかインディーズ時代から好きだったバンドグループがメジャーデビューしたみたいな、ちょっと自慢したい気分。



そんな気持ちが、実際以上に映画を誉めたくなるんじゃないのかなと思ったわけです。



ただ一方で!
僕がこの映画を観たのって、口コミの評価が上がりきった時だったんですよね。あまり前知識入れないようにしていたんですけど、それでも勝手に入ってくるぐらい評判が良かった。



もうだから、映画館の席に着いたときには、どんな映画が始まるんや!!って胸のオーキードーキーが高鳴りまくった状態だったんですよね。



だから、見終わって面白かったし、友達にも勧めたいって思ったけど、「みんなちょっと誉めすぎじゃない?」と思ってしまったのかもしれない。



もしこれが例えば、友達に遊ぶ約束をドタキャンされて急に暇になってしまい、かといって何もせずに家帰るのもなあ、、、お、映画館や。ん?カメラを止めるな?いやいや、何言うてまんねん。わてはカメラなんてもっておまへんで。あ、なんや映画のポスターかいな。安っぽいゾンビなんぞおってけったいな映画どすなあ。。までも仕方おまへん。暇潰しに観に行ってみまひょ!!



って感じで入った映画館であの内容だったら、「映画史に残る名作でおま!!!」となったかもしれません。



結局映画って生物なのかもしれませんね。
観る人によって、観るときによって、観る環境によって感想って変わってくるのかも。



とにかく、カメラを止めるな!おもしろい映画です。ぜひ観てください。